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家族性高脂血症での低用量ピルの使用について

2019年06月25日

ピルといえば「避妊薬」というイメージがありますが、実は他の治療にも幅広く使用されています。
例えば、生理前にイライラしたり、体に不調が現れやすいPMS、月経困難症や月経不順、子宮内膜症の治療にも低用量ピルを処方されるケースは少なくありません。
また、ホルモンバランスの乱れが改善する為、ホルモンが原因のニキビ治療に、更年期症状や骨粗鬆症の治療にも、低用量ピルは用いられています。
ピルの作用により排卵が抑えられる為、卵巣がんの予防にも処方されています。

このように、様々な治療に使われる低用量ピルですが、家族性高脂血症の方は服用には、細心の注意を払いましょう。
家族性高脂血症とは遺伝で、血中のコレステロールが高くなってしまう疾患です。
なぜ、家族性高脂血症の方が、低用量ピルの服用に注意しなければいけないのかというと、ピルが持つ性質に秘密が隠されています。
ピルに含まれる「卵胞ホルモン」が多い状態になると、血液が凝固しやすくなり、血栓症を引き起こるリスクが高くなります。
家族性高脂血症の方の場合、元々コレステロール値が高く、血栓ができやすい状態ですので、低用量であってもピルの服用には注意する必要があるのです。

家族性高脂血症の場合、低用量ピルは中容量短期服用する事がお勧めです。
中容量短期服用であれば、血栓症のリスクも最小限に抑える事ができます。
しかし、中容量短期服用であっても、やはり血栓症のリスクはゼロではありません。

低用量ピルを家族性高脂血症の方が服用する場合は、最初に必ず医師に使え、医師の指導の元服用するようにしましょう。
また、定期的に血液検査などでコレステロール値などを調べる事で、血栓症になりやすくなっているかどうかの判断材料となります。

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